場面を変える思考の力
ドラマでも映画でも場面がいきなり変わる瞬間がある。
敵が猛攻撃を仕掛けてきて、主人公がいよいよ死にそうになっていると思ったら、
何故かいきなり過去の記憶が思い出されるシーン。
そこで、死んだはずの家族の応援の力が入り、最後の力を振り絞って立ち上がる主人公。
そして、あんなに苦戦していたラスボスをついに倒す。
映画や小説の物語で、そんなストーリーは珍しくないけど、
現実世界で冷静な目で見てしまうと、ありえないというか奇跡に近いので、
「まぁこれは映画の中での話だよね。」と、物語と現実を切り離して普段は生活していた。
だけど、この場面を転換する力、新しい思考を目覚めさせる能力は、実は人間(わたし)に元々備わってながらも、まだ発展しきれていない伸びしろがある力なのではないかと最近思うようになった。
きっかけは怖い夢を見たこと。笑
夢の中で私は時々、ありえない体験をする。
その時も、一瞬で場面転換が起きて、
それがまるでリアルで、夢の中だと気づいていないのだけど、ある時ふと、
「あれ、、?私はひょっとしてストーリーを自分で作りながら見ている、、?
ストーリーの作品の中に自分がいるものだと、リアルに感じるから気づかなかったけど、なぁんだ、これは夢の中じゃないか」と、
夢の中で夢だと気づいてしまったのだ。(すごくリアルで怖い夢だったのに一気にしらけた。w)
現実の世界では、他人にこうされたとか、この環境がとか、自分の力でどうにもならないと、思いこみがちになることもある。
けれど、夢は完全に自分の責任でしかない。
夢は自分の中にあるものの現れであり、
設定も演出も自分がコントロールして作っており、自分次第。
夢の中のストーリーは完全に自作自演なのだ。
ここに気づいた時に、もしかしたら、現実世界も自分のストーリーの持って行き方次第で、自分の人生を作っていくことができるのかもしれないという発想に至った。
いや、これは前からそうだと理解していたつもりだったのだけど、改めて「ストーリーの持って行き方」「新しい思考の発生」という概念が自分の中に入り込んできた。
これぞ、本当に楽しい自作自演!
ストーリー大きく転換させ、舵を取るには、
これまでの過去やその過去から推測されるこうなるであろうという未来を裏切った、全く新しいぶっとんだ思考が必要である。
時間軸を超えた新しい思考。
それには、子供の時に魔法のステッキを一振りしたら何でも出てくると信じていた、あの時のような純粋さと遊び心が大切になってくる。
これまでは、過去の出来事から未来はこうなるんじゃないかと推測を立てて、その推測に合わせて動いてきたこともあった。
その推測に合わせて、気分が良くなったり悪くなったりしていた。
だけど、新しい思考が目覚める世界とは
時間軸を超えて、なぜかそうそうなる、なんでそうなるかわからないけど、そういう可能性があると思考が沸いた時点で、それが人生にどういうわけか出現すると言う時間軸に影響を受けない世界観。
そんな面白く軽やかに超えていく世界に、これからなっていくのではないかなと、なんとな〜く思った。
ありありとイメージができる感性とともに
ストーリー自体をごっそりと変えて、流れを大きく変えてしまう思考。
感じることと考えること。両方とも大切にしていきたいなぁ。
この二つの力はきっと、人生をもっと面白くしてくれる。