旅が教えてくれること
旅をするといつも
たくさんの人の優しさやぬくもりに触れて、あたたかい気持ちになる。
考えてみると、目の前にあるコップやお皿、お水、綺麗に整えられたお庭、道端の信号機、、
すべては、「誰かを想う気持ち」からできている。
この「誰かを想う気持ち」に触れた時
こころにポッと灯が灯ったようにあたたかくなるんだ。
豊かさっていうと、金銭的なことだと昔はおもっていたけれど、きっと「この感じ」が豊かさってやつだ。
そして、誰かのあたたかい眼差しや思いやりのお陰で、わたしが味わうことができたこの「幸せな気持ち」や「豊かさ」を
次は、自分以外の誰かにも味わってほしい、分かち合いたい、次の人に繋げたい
そんな気持ちになる。
そんなじんわりとした気持ちから
何かを創り出すことは、とても嬉しく思える。
旅をすると、何かを始めたくなるのはこういったことからだとおもう。
逆に、この「誰かを想う気持ち」を
感じる自分を忘れてしまった時。
例え素晴らしいサービスを受けても、
何かを提供する立場になったとしても、
素晴らしい自然を目の前にしても、
血が通っていないような、今にいないような、死んだような感覚になる。
天国も地獄も、瞬間瞬間、いつも自分で創っている。
あたたかさは、わたしにとって栄養なんだって
改めて、旅を通して気が付かされた。