「わたし」を分かち合いたい。

智慧を生きる人。自由気ままに絵を描くように、その命で智慧を表現する。“智絵”の名の通りに生きる。

 

 

お皿は、なぜ割れたのか?

そのときあなたの意識はどこにありましたか?

お皿を洗うことだけに、100%注がれていましたか?

目の前のことから意識をそらした瞬間、あなたの世界はふたつになってしまう。

今行われいている現実と、頭の中に現れた、何か別の空間。

大切なお皿を失わないためにできること。

それは、理由もなにも考えずに、目の前にあること、ただ行うこと。

あなたの人生は、常に目の前にある、それひとつだけ。

心がそこからふわりと離れて世界がふたつになった瞬間、お皿はするりと、手から滑り落ちる。

 

パトリス・ジュリアン/「きちんと暮らす」

 

 

 

◆ふかふかな生き方

 

あれが必要だ

これも必要だ

 

でも、それって、ほんとに必要?

必要だと思い込んでいるだけかもしれないよね。

 

必要を手放せば手放すほど

軽くなる。

軽くなればなるほど

必要なものは、向こうからやってくる。

探さなくても、目の前に落ちてたりする。

 

そんな風に、宇宙はできている。

 

そのことに気がついてから

がんばるのをやめました。

 

そしたら、不安や恐怖が減りました。

“今”にもっと根を張っていられるようになりました。

 

自然と少しずつ

唯一無二の自分らしさが浮き彫りになってゆく。

(今まで、これが自分らしいと感じてたものは、誰かに言われたことを信じていたり、自分ではない何かへの憧れだったりした。)

 

何が起きても、よき事が訪れているような気がして

ひとつひとつに一喜一憂しなくなりました。

その代わりに、嬉しくて、ありがたくて、自然と感謝が湧き始めました。

 

わたしたちは、おおきな愛で

無条件に全面的に愛されている。

そのことが身に沁みてきました。

 

ああ、ありがたいなぁ…

うれしいなぁ…!

 

毎日、楽しく、幸せを感じて生きることがゴール!

人生の目的は、今ここにある喜びだとおもう。

 

自然と調和して

宇宙の法則にのっとって今を生きていくと、

心がふかふか、ぽかぽかしてくる。

 

◆時代

 

これからの時代は

積み上げて、努力して

山のてっぺん目指して登っていく時代ではなく

 

川を上流から下流

軽やかにくだっていく時代。

 

オールを一生懸命漕ぐと

漕いだ感や

がんばってる感はあるけど…

 

今や、軽やかに

オールを手放して

流れに乗ってしまった方がうまくいく。

 

たくさんの流れがやってくるけれど

どの流れに乗るかは自由。

 

最も気高く、過去や常識の枠から外れた

最高の自分のvisionに沿った流れにスイスイ乗っていきたいな。

◆節目

 

何かできても、

できなくても


何を持っていようと

持っていなくとも


ポジティブでも

ネガティブでも


調子良くても

悪くても


意識高く(?)ても

低くても


そんなのは全く

自分の本質とは関係なくて


わたしは、ここに生きていて

そのことが、こんなにも素晴らしい。

 


ああ、生まれてきてよかったな。

しあわせだな。

 


誕生日の節目を迎えて、振り返ると、そんなことをしみじみと感じる一年だった。

 


ほんとに、生まれてきてよかった。

生きてて、毎日いろんな体験をできることが

ありがたくて、嬉しい。

 


最近、めっきりSNSをあげてなかったけれど

自慢できるような毎日でもないし

映えた写真もない日々の中で

 


それでも、それだからこそ、

確実に育み、築いてきたものがある。

 

 

植物は土の質によって決まる。

収穫物は目に見えるけれど

土の中のことは目に見えない。

 

 

この人生できっと、わたしは

遠回りのように思えるし、地味に思えるけれど

美しい花や収穫物に飛び付きたくなる気持ちをグッと堪えて

確実に、土を耕し、根を張って、自分自身のうちにある力を育んできたような気がする。

それもこれも、自分を取り巻くものがそうさせてくれたのであって、雨の日も風の日も、晴れの日も、わたしを育ててくれたすべてに、ありがたいの一言に尽きる。

 


今度は、その豊かさを

世の中に循環させていきたい、そんな風に思う。

◆祈り

 

 

たとえ、遠回りだったとしても

 

その人がこうしたいと思うやり方で

その人なりのペースで

成長していってほしいと願う。

あたたかく送り出したいと思う。

 

自分が自分にそう思うように、

人にもそう祈っている。

 

願わくば、大変な想いや辛い想いをしないで

やさしくスムーズに導かれますように。

幸せと共にありますように。

自分のエゴかもしれないけれど

そんなことを思ってしまう。

 

過剰に関わることは

依存を生んで、本人の力を弱めてしまう。

それは望んでいることではないから、

あえて距離を取ることもあるけれど

 

いつだって、祈っているよ。

 

きっと間違いなんかない。

あらゆる選択肢を提示した上で

これがいいと本人が決めたことが

その人の目覚めや成長にとって最短の道であると

心の底から信じているから。

 

 

合一しているものを二分し、二分されているものを合一させる、それこそ、自然の生命であり、私達の生活している世界の永遠の吸気と呼気である。


ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『色彩論』